【大磯町】内閣総理大臣を務めた吉田茂氏が過ごしていた県立大磯城山公園内にある「旧吉田茂邸」の庭園散策は無料!
大磯駅から車で約6分、県立大磯城山公園内に「旧吉田茂邸」があります。公式HPによると、旧吉田茂邸は、明治17年(1884年)に吉田茂の養父健三が購入した土地に建てられており、吉田茂が昭和20年(1945年)頃から、その生涯を閉じる昭和42年(1967年)まで過ごした邸宅とのこと。庭園は無料で散策することが出ます。庭園入口にある昭和29年建築の「兜門」は、寄棟造、檜皮葺など、裏千家今日庵の兜門を倣った上質な意匠を持つ数寄屋建築となっているそうです。また、昭和38年建築の「サンルーム」は数寄屋建築名手である建築家・吉田五十八の設計で、繊細な意匠が随所に見られます。平成21年の火災から免れ、当時の姿を残しますが、耐震上の問題から人が入ることはできないため旧吉田茂邸の再建でも廊下は復元されず、外観保存としているそう。昭和36年頃建築の「七賢堂」は昭和35年に伊藤博文邸から移設した建物で、屋根は入母屋造、銅版葺、正面は虹梁を通して桟唐戸風の引き戸を入れ、良材を用いた丁寧なつくりの小堂となっています。「兜門」「サンルーム」「七賢堂」は2019年に国登録有形文化財(建造物)にもなっていています。綺麗に整えられた広い庭園は見ごたえがあります。併設されている有料の大磯町郷土資料館・旧吉田茂邸からみる海の景色も見ごたえがありました。内閣総理大臣をつとめた吉田茂氏が見ていた景色をご覧になってはいかがでしょうか。
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