【平塚市大原】平塚市の鳥、そして「鷺塚」の裏にある悲しいストーリーをご存知ですか?
平塚市総合公園の野鳥の森近くにひっそり建っている鷺塚(さぎづか)。かわいらしいシラサギの絵の立て札の後ろにあるのですが、背景にはちょっと悲しい物語があるのをご存知でしょうか?平塚市博物館のホームページによると、この場所は以前、海軍火薬廠(かいぐんかやくしょう)という大日本帝国海軍が兵器として用いる爆薬や火薬を製造する工場で、その敷地内の松林に多くのシラサギやゴイサギが暮らしていたそうです。1938年8月31日から9月1日にかけて、激しい暴風雨にみまわれ、500羽以上のシラサギやゴイサギが犠牲となりました。工場で働く人々はサギたちを悼み、慰霊のため鷺塚を建てたのだそうです。平塚市総合公園では現在もときおり、サギが姿を見せてくれます。なかでもシラサギは、市の鳥にも指定されている平塚市とはゆかりの深い鳥です。シラサギを見かけたら、海軍火薬廠で働いていた人々のような優しい気持ちで彼らを見守ってあげてくださいね。
「平塚市総合公園」はこちら↓
(ベニマシコ)